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日本有数のかつおの水揚げを誇る枕崎では、古来より鰹節の製造が盛んに行われ、その歴史は永く「古事記」にも記されているほどである。
昔は、かつおがとれる各諸国でかつお節が作られており、各地で特徴ある品質の良い鰹節を作り上げようと今日まで腕を競い合ってきました。
その中で、薩摩地方独特の技法として生まれ、さつま本節の由縁ともなった「さつま切り」。
しかし、その伝統ある技法は時代とともに消え去ろうとしていた。
だが、その技法を今も大切に守り受け継ぐ一人の鰹職人がいた。

さつまで作られた鰹節の特徴は、雄(背)節と雌(腹)節のバランスが良く、そして表面は丁寧に手削りで削るために、彫刻刀で削られた様な仕上げとなっている。
原料からこだわった鰹節は、色・つや・形が美しく、そして味は言うまでもなく、今や幻の鰹節といっても過言ではない。



小柄な男が、10kgを超える大型の鰹を手馴れた手つきで次々と裁いていく。
生切り、煮塾、骨抜き、整形、焙乾と丁寧に工程が進む。
見るものには、その手さばきに翻弄され、鰹職人の間でも決して容易ではないといわれるさつま切り。
熟練の技が冴える瞬間。


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厳選した目で出来具合を見つめる。
「お客さまに必ず納得して頂けるものを作りたい」
という一心で鰹節作りに専念する。
鰹節とは、作り手の心が伝わるもので、少しの気の緩みが形に現れるため、気持ちを込め、丁寧に仕上げることが大事であるという。
妥協を許さないその姿に枕崎の鰹節職人の誇りと魂を感じる。


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鰹節は我が子同然。
自分が自信を持って出せるものしか世間にだせない。
食文化が進む今、皆様に手作りにこだわった本物の味を味わっていただきたい。
そのような気持ちを込めながら完成された鰹節を1本1本覗き込むように見つめる。

仕事が終わってほっと一息する瞬間。
「鰹節は、食べる分だけ少しづつ削って食べるのがやはり美味しい。
鰹節とは時をかけて作り、時をかけて食べるものだ。」
と、語ってくれた。
伝統が生み出したスローフーズを次の世代にも伝えたい。
趣味はカラオケ。
なんと五段の腕前!!
腕もうなれば、喉もうなる。そんな達人である。

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伝統の技法さつまで作られた「伝承さつま本節」は、ある意味芸術品とも言え、鰹節を知れば知るほど魅了される逸品。
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※本商品は業務販売は致しておりません。